形成外科の認知度を高めたい!

形成外科認定専門医・博士の中村優です。
形成外科が何をしている科なんだかを紹介していきたいシリーズ!
ここでしばしば聞かれることが眼瞼下垂の治療は保険適用ですか?
というお話。
眼瞼下垂の診断基準はいくつもあり、現状各医師ごとにまちまちです。
そして、病的な下垂であると診断されれば保険適応です。
ちょっと眼をもっとデカ目にしたいわ❤
は、自由診療です。
また、術後の仕上がりについても、二重の幅が微妙に違うだとかは、保険診療の範疇ではなく自由診療の範疇に入ります。
右上の躯(に似た女性)みたいになっていれば眼瞼下垂は治療されていると言えます。目がしっかり開くようになってさえいれば大前提である、眼瞼下垂の状態は治療されているわけで。
ですが。その状態、嬉しいですか??
やはり、右下の(火傷痕があれば)躯のような状態になるのが理想的ですよね。
美容外科は基本的には形の外科である形成外科の一ジャンルだと思っています。
大雑把な考え方としては「マイナスを0に近づけるのが、形成外科の役割。0をプラスに進めるのが美容外科の役割」です。美容の知識や考え方なしに形成をやっても最終ゴールが0ではもったいない。ぜひプラスを目指して手術に挑むべきで、それが形成外科医の理想的な手術への望み方、心構えじゃないでしょうか。
マイナスを0に近づける範疇に関しては保険診療。
0をプラスに進めることに関しては自由診療。
ただし、やるからにはなるべくプラスを提供する!
それが眼瞼下垂に対する形成外科医のこだわりです。